自治体改革と地方債制度―マーケットとの協働

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784313312296
  • NDC分類 349.7
  • Cコード C1030

内容説明

本書では自治体経営と資金調達制度(地方債制度)の両者を有機的に、いいかえれば一つの「システム」ととらえることをめざしている。このため、第一に、自治体の資金調達システムをどのように考えるべきか、という切り口から論じている。第二に、地方債の発行・流通市場や経営危機の場面での再生制度について、市場や投資家の側の視点を重視して論じている。第三に、米国の地方制度と地方債市場の動向を分析し、日本で米国の制度や手法を導入あるいは応用できるのか、という観点からも論じている。最後は、以上の3つの議論をふまえて、今後の地方債制度―自治体の資金調達システム―のあり方を考察している。

目次

1章 自治体改革に求められるもの
2章 自治体経営の新潮流
3章 地方債の発行市場
4章 地方債の流通市場
5章 米国地方債発行・流通市場の概要
6章 自治体財政の危機管理と再生制度
7章 日本の地方債市場改革に向けて

著者等紹介

稲生信男[イノウノブオ]
1962年東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業後、日本開発銀行(現:日本政策投資銀行)に入行。財団法人日本経済研究所調査局、ハーバード大学日米関係研究所客員研究員などを経て、2002年東洋大学助教授(国際地域学部、現職)。2003年会計検査院特別研究官(現職)。専攻は行政学、自治体経営論、自治体ファイナンス論
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