内容説明
遺跡で発見される人骨の取り扱いについて、取上げ方から処理や同定の仕方までを、豊富な写真と図を使って解説した懇切丁寧な手引書。古人骨から何がわかるのかについても、さまざまな興味深い実例を紹介。
目次
第1章 遺跡から出土する人骨(発掘の前に;発掘現場での人骨調査 ほか)
第2章 骨からわかること(骨とは何だろうか?;リモデリング ほか)
第3章 人骨の同定(どこの骨でしょうか?;頭蓋骨 ほか)
第4章 骨にみられる病気の痕跡(人間と病気の関係;病変人骨の鑑定 ほか)
第5章 古人骨からわかること(歯冠計測値から探る親族関係;DNA分析からわかること ほか)
著者等紹介
谷畑美帆[タニハタミホ]
明治大学文学部史学地理学科卒業、東京芸術大学大学院文化財科学専攻博士課程修了(学術博士)。現在、北里大学一般教育部特別研究員、明治大学文学部講師
鈴木隆雄[スズキタカオ]
札幌医科大学卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士)。現在、東京都老人総合研究所副所長、東京大学大学院客員教授
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