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考古学者はどう生きたか―考古学と社会

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  • サイズ A5判/ページ数 383p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784311300516
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0021

内容説明

浜田耕作・森本六爾・山内清男・後藤守一・小林行雄ら日本考古学を築いた学者たちの学問・思想と行動を検証。

目次

1部 明治・大正編(コロボックル説の敗退―坪井正五郎;歴史教科書批判―鳥居龍蔵)
2部 昭和前期編(情熱の人と学問―森本六爾;「明石原人」の発見―直良信夫;「日本遠古之文化」と渡部義通―山内清男;二つの「古代の遺物」―浜田青陵;「日本精神」の考古学―後藤守一;「神武東征」と考古学―中山平次郎・後藤守一ほか;日本人種論と大東亜共栄圏―清野謙次)
3部 昭和中期編(記紀と考古学の相克―小林行雄;『日本考古学概説』の誕生―小林行雄;人間学の追究―金関丈夫)

著者等紹介

春成秀爾[ハルナリヒデジ]
1942年、神戸に生まれる。鹿児島・加世田・明石育ち、岡山大学法文学部(日本史専攻)卒業、九州大学大学院文学研究科(考古学専攻)中途退学。岡山大学助手・講師、文化庁文化財調査官、国立歴史民俗博物館考古研究部助教授を経て現在、同教授および総合研究大学院大学(日本歴史専攻)教授。第六回浜田青陵賞受賞。博士(文学)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おらひらお

3
2003年初版。著名な考古学者の生きた時代とその考え方・生き方をみる一冊。一人でまとめたことはかなり重要なことだと思います。ひとの考え方や研究テーマは時代にも制約されますね。2017/09/06

luna

0
「皇国史観の元で「実証的・形態的研究に沈潜」した研究者の心の中を探ってみたいという気持ちを私は長い間もっていた。また「一部の狂信的学者」とは誰のことを指し、どういう内容を指しているのかを知りたいと思っていた。」という本。 唯物論のマルクス主義的史観と、万世一系の天皇統治を定める明治憲法を支える皇国史観が、考古学というフィールドでせめぎ合うさまは非常に興味深く、科学的って本当に難しいと思った。思想的なことから距離を置いて、誰でも邪馬台国論争ができるのは幸せなことなんだね。 南朝の長慶天皇が大正15年に正式承2013/11/09

tnk

0
後藤守一の戦争協力を一次史料から徹底解明。多くの考古学者について記紀との接し方を掘り下げる一方、清野謙次と金関丈夫を取り上げながら人骨収集問題への追及がないのはいかがなものか。2023/04/02

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