内容説明
著者が予想した葛城・秋津島宮の発見!神武天皇を解く鍵は皇后「五十鈴姫」!神話として実在を否定される神武以降の諸天皇に、紀ノ川からヤマトの水銀鉱山や古代の銅鉱山をめぐる動きが浮上する!文化論の新しい発想で、謎の四世紀に秘められた実像を描き出す意欲作。
目次
第1部 空白の古代史を解く青銅鏡(古墳と鏡と銅;倭から魏へ輸出したもの;淡路・阿波からヤマトへ移住 ほか)
第2部 神武天皇とその妻(神武東征の語るもの;神武東征が求めたもの;水銀朱に憑かれた神武 ほか)
第3部 欠史八代と崇神天皇(欠史八代の天皇たち;崇神天皇の実像)
著者等紹介
上垣外憲一[カミガイトケンイチ]
1948年長野県に生まれる。東京大学教養学部卒業。東洋大学文学部講師・助教授、国際日本文化研究センター研究部助教授、帝塚山学院大学教授を経て、大手前大学総合文化学部教授。博士(学術)。主な著書は『雨森芳洲』(サントリー学芸賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Junko Yamamoto
1
金属の視点での古代史。神武天皇は架空の存在と思っていたが、伝説がある等ことはなんらかの事実があったに違いない。2017/02/25
ニニギ
1
グダグダグダグダ同じようなペースで書かれていて本としてはかなり面白くなかった。内容は面白かった。邪馬台国からヤマト政権あたりの古代の日本についての話が古墳と鏡と銅を中心に書かれていた。神武天皇や欠史八代、崇神天皇についての話も。著者は『記紀』に出てくる天皇達の話が、一人一人の出来事ではなく、関西、四国、中国(地方)、九州の各地の王達のエピソードが混ざったものなのではないかと指摘し、古墳の埋葬品、各地の地名と『記紀』登場人物の名、当時の国際情勢、水運や鉱山などから謎に包まれた4世紀の日本に光を当てていく2013/03/28
mimm
1
一言で言えば面白かったんだけど、言葉が整理できないので、もう一度読み直して、まともな感想を書きます。ううう・・・。2011/09/18