内容説明
東アジアの視点から卑弥呼・邪馬台国・倭の五王から大化改新・律令体制までヤマト王権と日本古代史の展開を韓国の大学での講義をもとに説く。
目次
第1章 皇国史観の克服と『日本書紀』批判
第2章 植民史観の克服と東アジア史研究
第3章 環渤海・黄海地域と「倭人」の登場
第4章 東アジア世界における「倭国」の出現
第5章 信仰共同組織・鉄資源導入機構と初期王権
第6章 「倭王」の対外的権能への依存と服従
第7章 ヤマト王権の完成と王権による倭人種族の統合
第8章 韓倭政治世界における初期国家の形成
第9章 ヤマト国家の新展開
第10章 六七〇年~七四〇年体制の建設
著者等紹介
山尾幸久[ヤマオユキヒサ]
1935年生。立命館大学文学部卒業。立命館大学文学部教授を経て、現在、立命館大学名誉教授
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