内容説明
銘文の解説・編年・製法技術・伝来経路・分配論などを究め、古代史・考古学の基本となった小林理論の決定版。
目次
1 凸面鏡と凹面鏡―はじめ日本人は鏡をどううけとったか
2 漢の鏡―弥生時代には中国鏡をどうして手にいれたか
3 魏の鏡―卑弥呼がもらったのはどのような鏡か
4 大和政権と鏡―古代の権力者は鏡をどうとりあつかったか
5 〓製鏡―日本ではどのような鏡をつくったか
6 倭の五王と鏡―五世紀には鏡はどう変化したか
7 正倉院の鏡―唐の文化は鏡をどうかえたか
8 唐鏡から和鏡へ―八世紀以後の日本人は鏡をどう見なおしたか
9 鏡の製作―鏡の製作法はどうかわってきたか
10 鏡の幾何学―幾何学は鏡の製作にどう役だったか