出版社内容情報
時刻表2万キロの作家の、鉄道愛を一冊に。単行本未収録エッセイや対談も。対談に、酒井順子や、原武史、今尾恵介、宮脇灯子。ご本人のアレコレを含めた大増補新版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yujiru2001
10
「冬は、寒さが厳しい地方にしろ。旅は、その土地がもっともその土地らしさをかもし出す季節にするのが味わい深い」2019/12/05
ココアにんにく
6
宮脇俊三作品はほぼ読破している私ですが、このムック本の存在は知りませんでした。未読の文章がいくつも収録されており、嬉しさのあまり片っ端からじっくりと読みました。長女の灯子さんと編集者3名の対談は、最近再読した作品に登場する方々だったのでタイミング的にも興味深かったです。また、灯子さんが語る父としての宮脇さんの姿や、提供された写真は新鮮で、新たなイメージが広がりました。ファンにはたまらない一冊で、宮脇さんの旅と人柄を改めて深く感じられる内容でした。年譜の1947年の山陰旅のルートが興味深い。2024/12/24
ちょーのすけ
3
ムック本を隅から隅まで読み通したのは初めて。上越新幹線開業時の列車愛称名選考委員会で、最速タイプ(つまり「あさひ」現在は「とき」)が「つばめ」に決まりかかって、須田寛旅客局長(後のJR東海社長・会長)が念のためと新潟管理局に問い合わせたら「ツバメは新潟まで来ません」と返答されたというエピソードに、へぇ~と思った。今はいるみたいですけどね。温暖化がこんなところにも、なんだろか。2020/02/10
竜玄葉潤
2
宮脇氏の未読紀行を読めたのは嬉しかった!しかし、この本を初版時も知らず、増補時も半年以上気が付かなかったのは不覚。2020/01/20