出版社内容情報
日本を代表するSF作家にして、大阪万博他各界で八面六臂の活躍をした知の巨人・小松左京の全貌に迫る。貴重な初公開資料・講演録から、追悼対談・座談会、小松左京論、詳細な資料まで。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
48
案外長編書いてないんだと思った。ノンフィクションとか映画とかやんないで、小説だけやっとけばよかったのにとおもったけど。しかし、晩年の写真はあんまりだな、えらく、やせちゃってる。2014/04/10
まえすとろ
42
2011年7月26日満80歳で逝去した日本SF界の巨星 小松左京の追悼特集として構成され、2011年11月に刊行されたムック誌。予約購入してまで持っていたはずなのに見つからず、2014年11月に行われた「神保町ブックフェスティバル」にて河出書房新社のブースで発見して即再購入。作家年表や作品リスト、そして日本沈没の創作メモや、小松を心の師と仰ぐ、堀晃、横田順彌、山田正紀、高橋良平、とり・みき、らによる錚々たる豪華なメンバーによる小松左京追悼トークは再録記事もあるものの、一冊にまとめられているのは嬉しい。2015/10/21
山田太郎
41
案外書いてる作品少ない気もする。いろいろやってるので、小説書くのにもう少し力入れといてくれたら大変なことになってたのかな。映画とかいらんかったのではないかと。もう少し書いた本の個別に紹介が欲しい。粗筋とか。80歳で亡くなったのかと。もう少し若いときかと思ってました。果しなき流れの果にが読みたくなってきた。2019/04/19
ぜんこう
22
SF作家にとどまらず、何でもどん欲に取り込み消化した小松左京さんの著作集未掲載の講演や対談、もりみのる名義の漫画、それに、小松左京さんを偲ぶ対談など、これでもかというくらい小松左京さんの偉大さがわかり偲ばれる本です。 すごい時には長編を書きながら短篇を月1本以上、ショートショートも短篇以上に書いていたとか。 未読のものがいっぱいあるけど、また機会があったら何か手に取ってみたいと思います。2017/05/31
烏山ちとせ
7
当時のsf読者に熱烈に支持され影響を与えたのがわかる追悼号。東浩紀、宮崎哲弥、宮部みゆき、萩尾望都などが寄稿。周囲のインタビューなどにより、造詣が深く、何でもすぐ取り入れられる作家だったんだなという印象を受けた。2019/03/06