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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
uehara
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足立正夫ら強制送還、重信房子逮捕を経て2001年刊行。重信房子のテキスト、過去の声明資料多数転載。対テロ戦争(本は9.11前だが)の時代のなかで、警察とマスコミが日本赤軍とともに無数の人々をも不在のまま被告席にたたせることへの批判の本ともいえる。だから、日本赤軍とそれを生み出した新左翼のみならず、00年ごろの時代もわかる(「何も知らない女子大生」に教える「赤軍入門」とか...)。 谷川雁がソ連崩壊で「亡命の時代」がおわり、「難民の時代」がと言っていたのも印象的(鵜飼哲・平井玄対談)。2025/01/17
フォンテーヌ赤井
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松田政男の対談の中で、重信さんが党を従来の権力ピラミッド型としてではなく、情報が受け渡されていくような《ステーション型》として捉えていたというのがすごく興味深い。 日本赤軍派については今やまともな議論がないため、 ともかく私のような日本赤軍、PFLPに深い関心がある人には嬉しい書物。2024/02/11
トックン
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連合赤軍による浅間山荘事件=政治の季節の終焉はジャーナリズムの罠。第二次ブンドから派生した赤軍派にはアラブ赤軍と日本赤軍があり、PFLPと共闘したリッダ闘争、クアランルンプール襲撃は彼ら流の連赤総括。学生や労働者による資金を期待できずに内ゲバ化していく運動を外へ開くべく赤軍派は北朝鮮やパレスチナへと赴いた。太田竜的ゲバリストとはドゥルーズの戴冠せるアナーキー。太田がなぜ反ユダヤになったか理解できた。重信らが提起したパレスチナ問題は現代を先取、彼女が逮捕の際人民革命「党」を名乗ることに松田政男は疑問を持つ。2019/07/14
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