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出版社内容情報
S・ジョブズに無碍にあしらわれ、自ら高音質プレイヤーを開発したニール。時代を越え彼が体を張って守ろうとする音楽のあり方とは。
内容説明
スティーヴ・ジョブズ、イーロン・マスク―に無碍に扱われながらも、自ら高音質プレイヤーを開発し、画期的なハイレゾ配信を始めたのはなぜか。先達の音楽作品を未来に継承するため、ニール・ヤングが守ろうとする音楽とそれに関わる闘いの記録!
目次
なによりも大きな意味のあること
音質に関する一考察
音楽が失われつつあることにどうして気づいたか
ニールはひとりではなかった
PONOの誕生
ニールに会う
発進
開発のはじまり
アーティストによるアーティストのためのPONO
PONOの開発〔ほか〕
著者等紹介
鈴木美朋[スズキミホウ]
英米文学翻訳者。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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vonnel_g
2
巷に溢れる音楽メディアの音質の低下を嘆くニール・ヤングが挑戦したハイレゾ音源供給のためのソフト・ハード作りとその悪戦苦闘。ようやく時代が追いついてきて高音質のストリーミングサービスなども登場してきたけれど、10年ほど前は高音質の音源をネットで売買するというのは夢のまた夢だったのだ。同じ音源を何度も買わせるなんて、とレコード会社に憤るあたりに真摯で誠実な人柄が伺える。キックスターターでものを作るには、余程の準備がなければとてつもなく難しいことも分かった。2021/10/20
COLD SWEAT
0
ponoに熱心だったことは知っていたが、その開発裏話。音質にこだわる情熱も物語だ。読み物としても面白かった。2023/06/20
U
0
音源より最終出力が大事な気はする。安イヤホンで本人は聴き分けられるもんなのか?2022/06/19
しろ
0
ニールはミュージシャンが苦労して作った音をできるだけそのまま、ありのまま、良い音質で伝えたい。彼の願いはとてもシンプルなものなのに、それを叶えることのなんと難しいことか!純粋な夢を形にしようと、自ら動き熱を注ぐことのできるニールヤングという人間に改めて感服する思い。これだけの名声を得ても、年をとっても、過去の遺産にしがみつくことなくよりよい未来に向けてフォーマットを作ろうとすること。本当にすごい人だなと。2020/12/26