出版社内容情報
歴史家色川大吉による、敬愛する作家宮沢賢治論。宮沢賢治の生きた時代、残した作品を読み解きながら現代社会への警鐘を鳴らす。
内容説明
終わりなき、民衆史の旅路へ。第27回イーハトーブ賞受賞・色川大吉が送る渾身のメッセージ。
目次
イーハトーブ賞受賞講演記録
佐々木八郎の遺書と賢治の精神
『修羅と渚―宮沢賢治拾遺』の紹介(民衆史研究の高揚と東北;真壁仁の民衆史;詩作と社会運動;旅をして同志と交わる;『民衆史としての東北』序文;紅花探究の旅;真壁仁の再評価)
イーハトーヴの森で考える―歴史家から見た宮沢賢治(賢治の臨終)
作品を読む(雨ニモマケズ;春と修羅;詩ノート;疾中)
著者等紹介
色川大吉[イロカワダイキチ]
1925年千葉県生まれ。歴史家。東京大学卒業。東京経済大学名誉教授。「民衆史」の開拓、「自分史」の提唱などで注目を集め、水俣病事件調査や市民運動にもかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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