内容説明
童謡詩人・金子みすゞ(1903‐1930)が遺した詩にはだれもが、深い感動に包まれます。それは、いったいなぜなのでしょうか。見えない自分の心に出会わせてくれるからです。もう一度、みすゞの詩と、禅僧である著者の心の奥深くから語られる思いを味わってみてください。
目次
こだまでしょうか
大漁
白い帽子
不思議
夢売り
蝉のおべべ
朝顔の蔓
露
転校生
つくる
さかむけ
にわとり
みんなを好きに
おさかな
いいこと
草山
このみち
大きな文字
月と雲
花屋の爺さん
星とたんぽぽ
竹とんぼ
木
積もった雪
学校へゆくみち
蜂と神さま
さびしいとき
土
金魚のお墓
浜の石
私と小鳥と鈴と
わらい
蓮と鶏
帆
お日さん、雨さん
ばあやのお話
犬
石ころ
花のたましい
著者等紹介
金子みすゞ[カネコミスズ]
1903年、山口県大津郡仙崎村(現在の長門市)生まれ。本名金子テル。大正末期、西條八十に「若き童謡詩人の巨星」と称賛され、すぐれた作品を発表し続けるも、26歳の若さで世を去る。没後、童踊詩人・矢崎節夫の長年の努力により遺稿集が見つかり、再び注目を集めるようになった
酒井大岳[サカイダイガク]
1935年群馬県生まれ。駒澤大学仏教学部禅学科卒業。曹洞宗長徳寺住職。南無の会会友。1964年群馬県文学賞(随筆)、1981年上毛文学賞(俳句)、1983年上毛出版文化賞(『般若心経を生きる』・水書坊)、1999年日本社会文化功労賞、2008年朝日俳壇賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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