U.W.F.戦史〈3〉1990年~1991年U.W.F.崩壊・分裂編

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  • サイズ B6判/ページ数 638p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309908946
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0095

内容説明

20年前、いったい、なにが起きたのか。頂点をきわめて絶好調に見えたUWF。待っていたのは壮絶な裏切りと分裂劇だった。誰がなにを考え、どう行動したのか。前田はなぜ孤立したのか。前田が、たったひとりでRINGSを旗揚げするまでの孤独と深い苦悩の日々をこれまでなかった口調で回想する。

目次

はじめに。あるいは、田村潔司の場合
前田日明の場合
疑惑の胚胎、SWSの誕生
船木誠勝と鈴木みのるの場合
神新二と□□□□の場合
高田延彦と山崎一夫の場合
UWFにおける格の否定とグローバル・スタンダードの形成
暗礁と破船
前田日明の5カ月間出場停止処分と藤原喜明の場合
真相、あるいは深層
松本バンザイ事件と新UWF構想の崩壊
UWF分裂、三国鼎立へ
歴史の使徒
風雲の日々、そして、2010.10.11

著者等紹介

塩澤幸登[シオザワユキト]
作家・編集者。1947年生まれ。東京都世田谷区出身早稲田大学文学部卒業。1970年から雑誌編集者として『平凡』、『週刊平凡』、『平凡パンチ』、『ターザン』、『ガリバー』などの雑誌編集者に携わる。2002年より作家活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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snakedoctorK

4
UWF戦史の最終刊 最後はそれまでのスタンスと違って完璧な親前田となっている UWFそのものが前田のものと思ってもいいのだから、そういうスタンスで書くのもありかもしれない ただ商業登記簿謄本をどう見ても株主のことはさっぱりわからないはずだ そういう常識的な欠落があると一気に文章に信用度が失われてしまう この辺は重要なポイントとして書かれているだけにとても残念であった2011/04/17

c

2
うーん、やっぱダメだな。前二作は関係者に敢えて接触せず、既刊の関係書籍に当たって時系列で切り貼りし、それに対して著者がひたすら呑気な印象論を並べる、「戦史」というより惰弱なエッセイだった。まあこれでは流石に根拠薄弱だと思ったのか、この三作目であっさりとスタイルを捨て(それも驚きなのだが)、Uそのものだった前田日明にインタビューを試みている。前田はいわば監修という立場なのだが、しかしこの本も旧作同様に「と思う」「気がする」「印象がある」を連呼して憶測を書き並べ、しかもそれは前田に関する部分でも変わらない。2013/06/10

Y2K☮

2
細かい誤字とかが目に付くけど、これは凄い本だ。ここ数年読んだ中で、一番衝撃を受けた。前田日明という人を、私は心の底から尊敬する。一般的なイメージって怖いね。完全に誤解していました。とにかく表現者とはどうあるべきか、という点を深く考えさせられた。現実と理念。それから憎しみという感情の持つ、本当の意味。こういうのを目から鱗というんでしょう。わかってくれる人がどれだけいるかわからないけど、自分はわかることができた。そのことも嬉しい。2011/01/27

kaede

2
第2次UWFの崩壊の過程が極めて詳しく描かれていて圧巻。つくづくプロレスは人間社会の縮図だと感じた。2010/11/24

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