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内容説明
下中彌三郎はなにがあって岩堀喜之助に『平凡』の表題を譲りわたしたのか?戦後出版史最大の謎に迫り後発雑誌『明星』との対決、美空ひばりとの劇的な邂逅、百万部突破への苦闘を描く。
目次
ザッシヲイッショニヤラナイカ
来歴
雑誌『平凡』第一巻第一号発進
用紙配給闘争
戦後雑誌初代覇者『ロマンス』の敗退
新世代の現出と読者層の形成
凡人社の風雲
美空ひばり
芸能の激流に棹さす
たどりついた場所
週刊誌戦国時代の幕開け
時という砂塵のなかに
生田謙のこと
著者等紹介
塩澤幸登[シオザワユキト]
作家・編集者。1947年生まれ。東京都世田谷区出身。早稲田大学文学部卒業。1970年平凡出版(現・マガジンハウス)入社。雑誌編集者として『平凡』、『週刊平凡』、『平凡パンチ』、『ターザン』、『ガリバー』などの雑誌編集に携わる。2002年より作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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よしだ まさし
3
「ザッシヲイッショニヤラナイカ」という1本の電報をきっかけに始まった出版社が、やがて『平凡』という雑誌で百万部を越えるまでになる過程を描いたノンフィクション。題材としては、非常に面白いと思う。 が、異様なほど他の文献からの引用が多く、その大量の引用文に対して著者は、いちいち「そういうことではないだろう」と難癖をつけていく。自分がかつて所属していた出版社と創業者を褒め称え、競合相手であった出版社などを過剰に攻撃する文章を読んでいると、いささか不愉快にもなる。2015/03/19
takao
1
ふむ2022/12/21