「花」が語る日本史

「花」が語る日本史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309901695
  • NDC分類 793.2
  • Cコード C0021

内容説明

花の都・京都に生まれた美の演出家集団・同朋衆。立花師たちのバイブルとなった花伝書『仙伝抄』。「池坊」の出現。空前の園芸ブームにわいた大江戸花事情―。日本人の自然観と美意識を育んでくれた「花」のプロたちを主役に描く、初めての「花」の文化史。

目次

第1章 「花」の霊力とはなしずめの祭り
第2章 花に憑かれた男たち
第3章 大江戸「花」事情
第4章 「花」の文明開化
第5章 世界のイケバナへ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小雪

3
「花」は霊的なものから美的なものと関心を移す。芸の中心ではなく、間の芸だった…。立花や生花、「前衛いけばな宣言」の経緯までよく分かった。2018/02/13

Noelle

3
日本における花のブームや立て花から始まった華道の歴史が、わかりやすく著されている。池坊に始まり各流派が創生されて行く様子や、デパートで花展が開かれている事情など、また世界に進出していくきっかけとして、今自分が所属しているいけばなインターナショナルにも繋がっていることがわかりとても感慨深い。2013/11/23

アキ

0
日本人における花の歴史を古代から平安・鎌倉・室町・江戸・明治・現代に至るまで、鎮花祭・「左近の桜」「右近の梅」・義満「花御所」・花伝書「仙伝抄」・池坊・西「菊」東「朝顔」・生け花・「盛花」・前衛いけばな・創作いけばな、と並べてみるだけで、いかに歴史の人びとが花を愛でてきたかわかると感じる。日本史をこのように見る見方は新鮮で面白かった。まえがきでヨーロッパは花なしでは生活が成り立たないのではないかとあったが、西洋の花の歴史、例えばオランダにおけるチューリップとかも読み物として面白そうだなと思った。2017/02/06

アキコ

0
日本の花である「いけばな(華道)」の歴史がわかる一冊。日本の歴史の中でどうやっていけばなが発展していったのかや、いけばなの型の流れ(「立花」「なげいれ・生花」「盛花」「雅整体」「自由花」「前衛いけばな」「創作いけばな」)を知ることが出来ます。物語のようにすんなりと読めるので、流れを知るには良い本です。しかし巻末に参考文献がないため(本文中に文献の名前が出ていますが)どこまで本当の話なのかはわかりません。2015/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1498287
  • ご注意事項

最近チェックした商品