内容説明
最も冷たい水域を好み、遙かに源流に棲息する淡水魚の王、イワマ。釣り師は、そのイワナを求めて、ゴルジュをヘツり、滝を直登し、渓の奥へ奥へと分け入る。そんなイワナに、人生の過半を賭けた男がいる。かって、東北の温泉地にイワナを卸す職漁師であり、今は、源流師と呼ばれる本書の著者、植野稔である。本書は、著者の二十数年に及ぶイワナ釣りの集大成である。東北・越後を中心とした職漁師時代、毎日眺めたイワナ。そして現在は、日本全国で相手をするイワナ。その謎に満ちたイワナの解明から、エサ釣り、毛バリ釣りのテクニック、東北のイワナ職漁師との座談会まで。ここに初めて明かされる、植野流イワナ釣りのすべて。
目次
第1章 イワナとは
第2章 イワナをめぐる諸問題
第3章 釣り場選び
第4章 イワナ釣りの用具と仕掛け
第5章 イワナ釣りのエサ
第6章 イワナのエサ釣り
第7章 イワナの毛バリ釣り
第8章 東北に残るイワナ職漁師―伝統の毛バリ釣りと八久和川の大イワナ
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