内容説明
奇々怪々、摩訶不思議。妖怪、幽霊、怪異現象、謎めいた事件…江戸・明治の都市伝説100。コラム「稲生物怪録」「百鬼夜行」「明治百物語」『図説 江戸東京怪異百物語』を改題・新装。
目次
江戸編(置行堀;送撃柝;狸囃子;足洗邸;片葉の芦 ほか)
明治編(石が降る;狸の腹鼓;迷子に化けた狐;乗円寺の怪;兵士の帰還 ほか)
著者等紹介
湯本豪一[ユモトコウイチ]
1950年生まれ。湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)名誉館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
129
百物語は、江戸時代に完成していると思っていたら、1/3は明治に入ってからでした。有名な話以外は、ほとんど知りませんでした(笑) https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309763361/2024/08/15
竜王五代の人
4
江戸~明治時代の江戸・東京を舞台にした、当時のイラスト付きの怪談・奇談集。牡丹灯籠のもじりみたいのや、四谷怪談原型らしきものが注釈なしで載っていて、そういう目で見ると駆け落ちと実家で寝付いているのとに分身する話は中国古典で見たぞ、と思う。地下の仙界に行く話も雰囲気からして向こうに元ネタあるんだろうな。/人語を操る猫を「心が広い人なので驚きもせず猫を可愛がっていた」、逆に猫の方が病気の主人を気づかうエピソードもよい。/「王子の狐火」、狐たちがカボチャやトウモロコシといった農作物を掲げているのは2025/03/10