内容説明
ロイヤルファミリーを戴き、英国社会を支えてきた貴族とは何か?公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵―はどのようなつとめを果たしたのか。多くの使用人に支えられる暮らしのあれこれ。その誕生から、世襲の仕方、歴史的な経緯のすべてを貴重な写真・図版とともに解説。チャーチル、故ダイアナ元妃の実家も掲載!
目次
第1章 英国貴族とカントリー・ハウス(カントリー・ハウスとは;使用人たちの世界;最後のカントリー・ハウス)
第2章 英国貴族の四季(タウン・ハウス;ロンドンの社交シーズン)
第3章 英国貴族とは(貴族とジェントルマン;上流階級の教育;社会構造のピラミッド;世襲貴族;他のヨーロッパ諸国との違い;名目だけの爵位 カートシー・タイトル;サー(sir)は貴族ではない
呼称はきわめて複雑
公爵閣下は別格)
第4章 名家探訪(ホーカム・ホール―レスター伯爵家;ブレニム・パレス―モールバラ公爵家;チャツワース―デヴォンシャー公爵家;オールソープ―スペンサー伯爵家;バーリー・ハウス―エクセター侯爵家;ウーバン・アビー―ベッドフォード公爵家)
第5章 王朝の変遷と貴族の興亡(近世に入って登場;チューダー王朝期の大変革;爵位が貴重な財産に;国会浄化の問題;グレイの改革)
著者等紹介
田中亮三[タナカリョウゾウ]
1934年生まれ。慶應大学大学院文学部英文学専攻修了。ケンブリッジ大学に留学、英文学・言語学を専攻。慶應大学教授を経て、慶應大学名誉教授。1968年の渡欧以来、英国の建築、とくにカントリー・ハウスに魅せられ、訪れた館は三〇〇を超えている。1987年と1996年には、ケンブリッジ大学建築・美術史学部の研究員として、英国建築史の第一人者デイヴィッド・ワトキン教授に師事し、カントリー・ハウスの歴史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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