内容説明
神聖ローマ帝国、ハプスブルク家、芸術と音楽、ナチの支配―この国は、ヨーロッパの宿命を体現する。時に戦乱の地、時に文化の坩堝として、常にヨーロッパ史の表舞台を歩んできたオーストリアの歴史を、1000年にわたって描き出した決定版!
目次
第1章 神聖ローマ帝国とハプスブルク家の時代
第2章 マリア=テレジアとヨーゼフ二世の時代
第3章 フランス革命とオーストリア帝国の成立
第4章 一八四八年革命
第5章 オーストリア=ハンガリー二重帝国
第6章 「ウィーン世紀末文化」と反ユダヤ主義
第7章 第一次世界大戦
第8章 オーストリア第一共和国
第9章 ナチ支配下のオーストリア
第10章 第二共和国の誕生
第11章 永世中立国
第12章 大連合からクライスキーの時代へ
第13章 オーストリア国民意識とヴァルトハイム問題
第14章 ドイツの再統一とオーストリアのEU加盟
第15章 二一世紀のオーストリア
第16章 クルツ時代のオーストリア
著者等紹介
増谷英樹[マスタニヒデキ]
東京外国語大学名誉教授。1942年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。専攻は、オーストリア/ドイツ史、ユダヤ史、ウィーン都市史
古田善文[フルタヨシフミ]
獨協大学名誉教授。1955年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専攻はオーストリア現代史(第一・第二共和国史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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