出版社内容情報
ヨーロッパの王侯貴族が魅了され、愛でた陶磁器。〈喫茶文化〉をインテリアの様式と食器に描かれたモチーフでひもとく画期的な書!
内容説明
アフタヌーンティーは総合芸術?!マイセン、ウェッジウッド、ミントン…ヨーロッパ宮廷で王たちを魅了した美しいテーブルウェア。バロック、ロココ、ネオクラシカル…様式の流行と陶磁器のデザインの連動性。天使、薔薇、フルーツ…陶磁器に描かれるモチーフの意味。これまでにない視点の1冊!
目次
第1章 バロック様式―東洋磁器に憧れて
第2章 ロココ様式―マダムたちのインテリア
第3章 ネオクラシカル様式―新しい時代の始まり
第4章 アンピール様式―権威の象徴
第5章 ロココ・リヴァイバル様式―ロマン主義とともに
第6章 ゴシック・リヴァイバル様式―中世へ想いを馳せる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソバージュ
9
図書館本。ヨーロッパの6つのインテリア様式に分類され、宮廷貴族と陶磁器の関係、当時のインテリアの流行や陶磁器のデザインやモチーフになった絵柄等について書されている。紅茶・陶磁器・美術・建築インテリア好きの自分には大変充実感が持てるものでした。2020/11/13
いっこ
6
このシリーズ、息抜きに読むのに丁度いい。色々と盛り込み過ぎて、陶磁器については内容が薄い気がした。イタリア陶器はジノリが取り上げられていた。マヨリカ焼きは、万博に出展された趣味の悪い(宮廷好みなのかもしれないが)壺が紹介されているだけなのは残念。2021/04/08
るるぴん
6
ヨーロッパの建築やインテリアに沿った陶磁器を紹介している。バロック、ロココ、ネオクラシカル、アンピール、ロココリバイバル、ゴシックリバイバルへの移行の時代背景、世相、建築の特徴など総合的な欧州文化全般がわかる1冊。トピックで紹介される各国の貴族や王族のエピソードなども興味深い。学術的な小難しい本では無く、非常にわかりやすく、内容も整理されていて濃いので読み応えも十分、勉強にもなる。アンティークな室内装飾と家具、陶磁器の好ましいセッティング、合わせ方の参考になり教養書としてもオススメ。2019/08/26
takakomama
4
ヨーロッパの宮廷で使われた陶磁器が綺麗で、華やかで、心がときめきます。バロック、ロココ、ネオクラシカル、アンピール、ロココ・リヴァイバル、ゴシック・リヴァイバル、陶磁器だけでなく、建築やインテリアの変遷もわかります。2019/10/13
ジュリ
3
バロック、ロココ、ゴシックリバイバルなど、それぞれの文化・時代の特徴や陶磁器の絵柄について紹介している。ロココ調の陶磁器がかわい過ぎる。2021/10/10
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