ふくろうの本
図説 英国メイドの日常 (新装版)

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  • サイズ B5判/ページ数 144p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309762715
  • NDC分類 591
  • Cコード C0339

出版社内容情報

19世紀英国ヴィクトリア朝の最大多数派の女の子たち……メイド。同時代の図版を駆使し彼女たちの日常、〈本当の気持ち〉に迫る!

村上 リコ[ムラカミ リコ]
著・文・その他

内容説明

百年前の英国における、働く女子の最大多数派、「メイド」たちの素顔に迫る。絵画・挿絵・広告・絵葉書、そしてプライベート写真…。英国メイドの日常を描いた貴重な図版をぎっしり300点以上収録!

目次

序章 メイドの素顔
第1章 メイドの居場所
第2章 メイドの旅立ち
第3章 メイドの仕事
第4章 メイドと奥様
第5章 メイドと同僚
第6章 メイドの制服
第7章 メイドの財布
第8章 メイドの遊び
第9章 メイドの恋人
第10章 メイドの未来

著者等紹介

村上リコ[ムラカミリコ]
文筆・翻訳家。東京外語大卒、千葉県生まれ。19世紀から20世紀初頭のイギリスの日常生活、とくに家事使用人、女性と子どもの生活文化をテーマとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

35
イラストや絵では可愛らしいメイド、写真では当然、可愛くない。幼いころからの辛い作業に体を壊す人も多かった。それでも大きな屋敷ではそれなりの余裕もあり楽しみもあったようだ。2018/06/07

コーデ21

22
ヴィクトリア時代を舞台とした映画「テス」「エマ」「嵐が丘」ディケンズ原作の映画などがお好みの人にとっては必見の書☆彡 図説というだけあって写真や絵葉書など資料の量がハンパなし!大興奮でした(≧∇≦) メイドたちの生い立ちや日常生活、彼女たちを取り巻く社会情勢などなど、実に興味深かったです。これだけ膨大な量の資料を整理&考察するのは大変な作業だったのでは? 著者・村上リコさんに深く深く感謝いたします♡ 2022/02/13

ショコラテ

19
幼いころからの長時間重労働、低賃金、休みはほとんどなし、と厳しい労働環境。その中でも、ロマンス小説を地で行く貴族との結婚が本当にあったとは!当時の写真やイラストがいっぱいで、それだけでも楽しめる。2018/08/07

masabi

14
【概要】19世紀を中心に英国メイドの生活を追う。【感想】 主人と使用人、使用人同士でも厳然とした格差があり、仕事の満足度にも影響を与えていたようだ。メイドというと貴族など限られた層だけかと思っていたが、中流階級の人々も挙って雇っていたことは初めて知った。住み込みとはいえ信仰や服装、恋愛など主人からの禁止令や訓示といった制限が多く長時間労働と合間って過酷な労働環境である。2019/06/30

びっぐすとん

13
図書館本。令嬢、執事ときたら最後はメイド。内容的にはこれが一番充実してて面白かった。メイドカフェのメイドのイメージが強いけど、相当ブラック職種だしハウスキーバーまで上り詰めるのは大変そう。今でも言えることだが、働いているのは血の通った心を持つ人間だということを忘れる雇用者は嫌がられるということ。大貴族のほうが職場環境が良く、成金階級の方が条件が悪いというのは、雇う側の品性の問題だろうな。以前読んだ『おだまりローズ』のローズが出てきた。雇われる方も腰掛けなのか一生の仕事にするのかで取り組みが違うようだ。2019/09/28

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