出版社内容情報
壮麗な大聖堂や精巧な金銀細工、絵画や写本まで、中世ヨーロッパの人々が生み出した芸術を通して、中世とは何かを問い直す。
浅野 和生[アサノ カズオ]
著・文・その他
内容説明
荘厳な大聖堂や精巧な金銀細工、美しい写本や絵画―神の名のもとに命を吹き込まれたさまざまな芸術を通して、中世美術の新たな見方を提唱する決定版。
目次
第1章 ローマ
第2章 大聖堂
第3章 中世の小芸術品
第4章 聖人伝説と美術
第5章 中世美術の創造性
第6章 中世が残る町を訪ねる
第7章 中世と現代
著者等紹介
浅野和生[アサノカズオ]
1956年生まれ。愛知教育大学教授。専門は西洋美術史、特にビザンティン美術。大阪大学大学院博士課程中退、ギリシア国立アテネ工科大学建築学部美術史学科留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Nat
24
4月初めに、何故か図書館が開架になっていた一瞬に借りることができた本。なんとなく借りた本だったが、思っていたより楽しめた。ローマにある多くの聖堂も、中世という視点から考えると、見てみたいところがたくさんあることに気づいた。何となく旅行に出発してしまうことが、ほとんどなのだが、ヨーロッパを訪れるときは、よく予習していくとより楽しめるということを改めて感じた。ロシアやセルビアなどにも触れられ、イタリアでもメジャーな所だけでないところが良かった。2020/04/20
組織液
11
前の芸術新潮と同じで、これもラヴェンナのモザイクが表紙を飾ってたので手に取ってみました。結構面白かったですね。全部カラーでいいのに… 中世の美術は、ルネサンスやギリシア・ローマの彫刻に比べると落書きのように見えてしまいがちですが、本当に魅力に溢れてます。ラヴェンナやパレルモ行きたい…(n回目)2021/08/13
Go Extreme
2
初期キリスト教の中心地としてのローマ カタコンベの壁画に萌芽 ロマネスク様式の半円アーチと厚い壁 フライング・バットレス ステンドグラスによる神秘的な光の効果 ファサードの彫刻による聖書物語の表現 聖遺物容器の豪華な装飾 写本における彩飾と挿絵 修道院文化と美術の発展 聖人伝の図像表現による信仰心の高揚 パレルモにおけるビザンティンとイスラムの融合 シエナの独自の芸術スタイル 象牙彫刻の精緻な技術と表現力 世俗社会における美術の担い手 中世美術の創造性と後世への影響 中世美術の象徴主義と宗教的意味2025/04/15
ふじこ
1
とりとめがなさすぎてなんだかよく分からない。2018/08/06
takao
0
ふむ2018/05/12