出版社内容情報
イスラム教とは何か?テロリストが生まれるのはなぜか?今最も知るべき宗教の歴史を多様な角度から解説し、総合的理解を導く決定版。
内容説明
世界を読み解くために、今、もっとも知るべき宗教。争いが絶えない理由は?なぜテロリストが生まれるのか?コーラン、宗派、思想、法、科学、スーフィズムなどの角度から、変化を続ける宗教の多様性を紐解き、イスラム文化の豊穣さへと誘う。総合的理解を導く決定版!
目次
第1章 イスラム教とコーラン
第2章 初期イスラム史とスンナ派の成立
第3章 ギリシア文明との出会い
第4章 シーア派とイラン
第5章 スーフィズムと民間信仰
第6章 イスラム法と西洋化の時代
第7章 サラフ主義と「イスラム国」
著者等紹介
菊地達也[キクチタツヤ]
東京大学大学院人文社会系研究科准教授。シーア派思想史研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鯖
13
イスラム教の歴史をざっと辿る本。結局はコーランの解釈論争の歴史だから、こんなにもめてるでいいのかなあ。憲法だって個別法と判例でいくらでも拡大類推解釈できるから、そういう感じなんだろうか。ただそのコーランの内容にあんま触れてないので、やっぱり一度コーランがどんなものなのか読んでみたほうがいいんだろうなあ。西洋でもベストセラーとなった麻疹と天然痘の違いについて論じた書物を著し、錬金術の実践のため不純物から純物質を作り出す実験化学の祖であり医者でもあるラーズィーについての記載が面白かった。2018/02/03
takao
2
ふむ2021/07/26
桜花
2
イスラム教の歴史を知ることができました。 横文字が多く時間がかかっちゃいました。 宗教と現実の文明との乖離っていうか矛盾を感じました。2019/09/29