出版社内容情報
華麗な地図屏風、仏教の世界観を示す天竺之図など、比類のない古地図収蔵館・神戸市立博物館のコレクションほか名品・優品を集成。
【著者紹介】
1956年生まれ。関西大学大学院博士課程後期単位取得、博士(文学)。歴史地理学専攻。神戸市立小磯記念美術館学芸担当課長・学芸員。
内容説明
華麗なる地図屏風、仏教の世界観を示す天竺之図、ヨーロッパのプトレマイオス世界地図、中国から伝わった坤輿万国全図、幕末に世界最高水準を誇った新訂万国全図…人類はどのように世界を描いてきたか。
目次
1 西洋との接触―日本人の世界発見
2 屏風になった世界地図
3 出版された世界図
4 マテオ・リッチ世界地図とその影響
5 蘭学の発達と世界地図
6 ペリー来航と幕末の世界地図ブーム
著者等紹介
三好唯義[ミヨシタダヨシ]
1956年生まれ。関西大学大学院博士課程後期単位取得、博士(文学)。歴史地理学専攻。神戸市立小磯記念美術館学芸担当課長・学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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WATA
56
世界の古地図を眺める楽しみの1つは、その時代の地図にこめられた思想や宗教観を地図から読み取ることだと思う。例えば自分たちの知っている地域の外側に風神が描かれていたり、この世のものではない想像上の世界が地図に描かれていたり、世界各国の人種や服装の絵をふんだんに盛り込んでいたりする地図は、じっと見ていても飽きない。ただ「世界古地図コレクション」という題名なのに、世界全体を描いた地図ばかりが掲載されていて少々期待はずれ。地域の古地図、例えば古代ヨーロッパの地図なども収録されていればもっと面白い本になったはず。2014/09/16
takao
1
ふむ2021/06/14
naoto
0
写真が多いけど、読ませるところは結構読ませる。古地図、面白いね。世界の古地図は、地図部分はもちろんだけど、それ以外のところが面白い。古地図の展覧会みたいなのがあったら、そこらへんじっくりと見てみたい。2024/08/25
音樹
0
地図の歴史としては読みやすいが、乗っている地図を細かくみれないのが少し残念ではあります。2021/02/25