内容説明
近代史上最大の事件「フランス革命」とは何だったのか?熱狂と妥協、希望と絶望の時代、人びとはいかに生き抜き、われわれに何を残したのか?最新の学術成果をふまえ、気鋭が「革命」の真実に迫る。
目次
揺らぐ「絶対王政」
世論の誕生
一七八九年の成果
九一年体制―革命は終わらない
新生への希望―市民のまわりでいったい何が変わったのか
第一共和政と国王の死
反革命とジャコバン独裁
革命礼拝―非キリスト教化、英雄伝説、愛国教育
独裁の神経網―実働部隊としての地方ジャコバン=クラブ
テルミドールの反動―被害者は誰?
革命の軟着陸―総裁政府、そしてブリュメールのクーデタへ
長い革命―一九世紀における大革命の「記憶」
著者等紹介
竹中幸史[タケナカコウジ]
1970年、鎌倉市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。元名古屋外国語大学外国語学部准教授、神戸女学院大学文学部准教授。専門はフランス革命史、フランス近代史。著書に『フランス革命と結社―政治的ソシアビリテによる文化変容』(昭和堂、2005年度渋沢・クローデル賞本賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたお
15
ナポレオンを読みながら、どうも歴史背景がわからないので、こちらを借りてきました。図や写真があってわかりやすい。けど、まだ理解できない。派閥とかサロンとか政党なんかがタケノコのように出ては刈り取られ、ギロチンにかけられる。兎に角民衆のエネルギーが凄い時代。さて、ナポレオンに戻ります。2020/02/12
belier
5
期待通りに、図版が多く、説明もわかりやすかった。小ネタだが、マラーとその暗殺者コルデを描いた絵が、時代によって革命をどう評価するかで変化しているのが紹介されていて興味深かった。フランスにおいても、いまだに革命の評価はさだまっていないという。一方、革命歌「ラ・マルセイエーズ」は人々の記憶にしみつき国歌とされた。米国映画だが『カサブランカ』での使われ方をみてたから、やはりそうかと納得した。2024/06/18
takao
3
ふむ2021/06/23
ぱちょ
3
フランス革命を読み直そうと思って手に取りました。恐ろしい。血で血を洗うような10年間。「ベルサイユのばら」は暗記するほど読んでるし、あともう一冊くらい読めばもっと詳しくなれそう。2015/06/12
かなずちラッコ
2
読みづらい。2022/05/01
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