内容説明
いつかあの空の下へ。北海道から沖縄まで、遠い記憶のなかにある原風景への旅。
目次
故郷の山は変わらず
山紫水明の清流
峠を越えて
名瀑を訪ねて
村里と田園
湖沼の神秘
秘境
神々のいる風景
原っぱのありし風景
流れは大河となって
名橋のある風景
道から道へ
ふるさとの湯治場
白砂青松の国
絶景を歩く
奇観奇勝の地
港へ帰る
大海原へ
著者等紹介
藤原千恵子[フジワラチエコ]
慶應義塾大学文学部卒業。銀河社編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
259
編著者の藤原千恵子氏は浮世絵の研究家。本書はいろいろな項目を立て、それぞれの風景を浮世絵で見ていくもの。ただ、北斎や広重と技法が浮世絵であるとはいえ、大正・昭和期の川瀬巴水や冨田渓仙などとが同列にあるのは違和感が残る。また、それぞれの絵には解説が付されているのだが、それらのいずれもが浮世絵としての解説ではなく、単に地理的な説明に終始しているのは、これまたどうしたことかと思う。畢竟、浮世絵ということの意味が問われることがないのいである。私たちが(少なくても私が)期待するのは、浮世絵における風景の意味と⇒2025/03/10
果てなき冒険たまこ
1
なんか違うよなー、が素直な感想。日本の風景を絵の説明ではなく場所の解説をひたすら繰り返す構成。署名に「浮世絵に見る」とあるから中心となるのは当然広重なんだけど、吉田博とか川瀬巴水とか入れてくるのはどうなんだろうね、まぁ新浮世絵なんだろうけど。もっと他にたくさん素晴らしい浮世絵があるじゃないと思ってしまった。もう少し見せ方があるんじゃないかなー、ちょっと残念。川瀬巴水も好きだけど広重とか北斎とかと普通に並べてほしくはなかったな。2022/02/17
takao
1
ふむ2021/05/18