内容説明
岩手県在住の研究者が、足で集めた新事実をもとに、賢治「伝説」を見つめ直す。賢治が愛した森や林、花、生きもの、鉱物、星、そして懐かしい人びと…賢治再発見のための、新撮写真を含む二〇〇余点の図版で構成。
目次
1 賢治の生きている大地(賢治の地、岩手;イーハトーブの自然と賢治;賢治と農業;賢治と稲作;賢治と地質学;賢治とコロイド化学;賢治と生き物たち;賢治と鳥;賢治の森や林)
2 賢治の見た星(天文少年・賢治;賢治の出会った情景)
3 賢治を歩く(岩手山周辺;盛岡;花巻;北上山地)
4 賢治のバックグラウンド(賢治誕生日の不思議;イーハトヴとハーナヌキヤ;賢治と真宗大谷派;賢治をめぐる人びと再考;終焉)
著者等紹介
上田哲[ウエダアキラ]
1925年、東京生まれ。法政大学日本文学科卒業。雑誌記者を経て、51年岩手県に移住。カトリック伝道士、教員、石川啄木記念館館長代行などを務めたのち、七尾短期大学教授。2000年3月、逝去
関山房兵[セキヤマフサヘイ]
1942年、盛岡市生まれ。岩手大学農学部卒業。岩手県立博物館主任専門学芸員を経て、現在、環境省・保護増殖専門官(猛禽類保護センター)
大矢邦宣[オオヤクニノリ]
1944年、岩手県一戸町生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。岩手県立博物館首席学芸員を経て、現在、盛岡大学教授・平泉文化遺産センター館長
池野正樹[イケノマサキ]
1947年、盛岡市生まれ。岩手大学工学部卒業。盛岡天文同好会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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