図説 宮沢賢治 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 111p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309761299
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0395

内容説明

岩手県在住の研究者が、足で集めた新事実をもとに、賢治「伝説」を見つめ直す。賢治が愛した森や林、花、生きもの、鉱物、星、そして懐かしい人びと…賢治再発見のための、新撮写真を含む二〇〇余点の図版で構成。

目次

1 賢治の生きている大地(賢治の地、岩手;イーハトーブの自然と賢治;賢治と農業;賢治と稲作;賢治と地質学;賢治とコロイド化学;賢治と生き物たち;賢治と鳥;賢治の森や林)
2 賢治の見た星(天文少年・賢治;賢治の出会った情景)
3 賢治を歩く(岩手山周辺;盛岡;花巻;北上山地)
4 賢治のバックグラウンド(賢治誕生日の不思議;イーハトヴとハーナヌキヤ;賢治と真宗大谷派;賢治をめぐる人びと再考;終焉)

著者等紹介

上田哲[ウエダアキラ]
1925年、東京生まれ。法政大学日本文学科卒業。雑誌記者を経て、51年岩手県に移住。カトリック伝道士、教員、石川啄木記念館館長代行などを務めたのち、七尾短期大学教授。2000年3月、逝去

関山房兵[セキヤマフサヘイ]
1942年、盛岡市生まれ。岩手大学農学部卒業。岩手県立博物館主任専門学芸員を経て、現在、環境省・保護増殖専門官(猛禽類保護センター)

大矢邦宣[オオヤクニノリ]
1944年、岩手県一戸町生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。岩手県立博物館首席学芸員を経て、現在、盛岡大学教授・平泉文化遺産センター館長

池野正樹[イケノマサキ]
1947年、盛岡市生まれ。岩手大学工学部卒業。盛岡天文同好会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あきあかね

26
 「あのイーハトーヴォのすきとおった風、夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモーリオ市、郊外のぎらぎらひかる草の波」 盛岡の山なみを紫紺に染める残照、一面に甘い香を放つ熟したやまなしの実、太古と現代とをつなぐ白亜のイギリス海岸のクルミの化石ー。美しい写真と豊富な賢治作品の抜粋が、イーハトーブ、理想郷としての岩手県へと読み手を誘う。 自然の豊かな土地は日本各地に多々あるけれど、賢治の想像力のレンズを通すと、どこか異国の空気を帯び、更には遥かな銀河にまで想いは飛翔する。⇒2020/10/07

mako

2
伊予原新の「青ノ果テ」を読み、何気なく机の上を見るとこの本が…。賢治の生きていた大地・自然・生活などが写真や賢治の作品とも絡めて豊かに語られ、さらに東北に行きたくなった。2022/06/15

koichi uchida

2
図説、当時の背景がみえてくる 生活の環境、雰囲気 銀河鉄道の夜、どのような思いで書いたのか、、想像が膨らむ2018/01/07

takao

0
岩手の自然2017/01/21

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