内容説明
「御伽衆」から九代目林家正蔵襲名まで。400年の時を越える波瀾万丈の歴史。
目次
第1章 落語誕生―江戸(御伽衆の時代;落語の祖・安楽庵策伝 ほか)
第2章 成熟と古典化―明治(文明開化;巨星・三遊亭圓朝 ほか)
第3章 寄席戦国時代―大正から昭和戦前期(大正初期の寄席;明治落語の終焉 ほか)
第4章 落語黄金時代―昭和戦後期(焼け跡からの復活;お笑い番組ブーム ほか)
第5章 そして落語の未来は―平成(人間国宝の誕生;志ん朝の死をこえて ほか)
著者等紹介
山本進[ヤマモトススム]
芸能史研究家。1931年兵庫県生まれ、横浜に育つ。東京大学在学中に落語研究会に所属。諸芸懇話会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
1
ふむ2021/08/03
ATSU
0
歴博「特別展 人間国宝・桂米朝とその時代」にあわせ,じゃあ,落語の歴史は?と思い,この本を図書館で借りました。信長などの御伽衆とは異なり,落語家と言われる人が出てきたのは,三都ほぼ同時,元禄になる少し前。紆余曲折を経て,現在に至ります。天保の改革による規制があったり,ラジオやレコードがかえって味方になったり,戦争による衰退や漫才ブームがあったり・・・。そして,人間国宝の誕生。平成7年柳家小さん,翌平成8年桂米朝。そういえば,高校にも大学にも「落研」ってありましたよね。「地獄八景亡者戯」大好きです。2017/02/15
ひより
0
落語に興味があるけれど、何にも知らないので一度こういうのを読んでみようと。ふむふむ、なるほど~。大変勉強になりました。でもやっぱり、噺を聴くのが一番ね♪2016/02/16