内容説明
内からも外からも、徳川幕藩体制が急速に崩壊に向かった幕末、尊皇攘夷、あるいは公武合体のツァイトガイストのなか、「誠」の旗の下に、なにかを信じて、なにかを求めて、懸命に生きた男たち―。その短くもはかない軌跡の全貌を追う。
目次
第1章 多摩から江戸・試衛館へ―新選組の揺籃期(天然理心流;三代・近藤周助 ほか)
第2章 壬生の狼―新選組誕生(浪士たち;清河八郎 ほか)
第3章 新選組の黄金時代―池田屋事件から王政復古へ(「誠」の隊旗;池田屋事件 ほか)
第4章 京都からの退場―鳥羽・伏見から江戸へ(薩摩藩邸焼き討ち事件;鳥羽・伏見の戦い ほか)
第5章 土方歳三、箱館に死す―新選組の壊滅(土方歳三の救出工作;江戸脱走 ほか)
著者等紹介
横田淳[ヨコタジュン]
1971年、愛知県生まれ。新選組・幕末維新史研究家。新選組同人誌「碧血碑」同人
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感想・レビュー
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キコ
3
池田屋跡は今は居酒屋ですが、この本だとまだパチンコ屋っぽい。まぁ、パチンコ屋よりはいいかな、みたいな…2015/05/20
カナリア
3
幕末・坂本龍馬ブームなのに・・・私は新撰組ブームがきてしまったぁー!!2010/05/29
てり
2
写真を多く使っての新選組の解説本。時系列順に解説され読みやすい。活動期間は6年ほどだがむせるほどの濃密さ。必要とあらば敵味方の区別なしに容赦なく切り捨てるイメージ。同じ攘夷の志を持ってる者同士で敵対しているのもなんだかチグハグ。今まで新選組のことはあまりよく知らなかったが、実は結構ロクでもない集団だったのかなという印象が芽生えたのが収穫かな。2020/07/06
風庫
0
図書館。新撰組ブームにつき。写真がたくさんあって(しかもカラー!)とても読みやすい。ひとつの項目は短いけど、その分たくさんのことが書いてある気がする。浅く広く?入門書には最適かと。2015/10/07
しらたま
0
少しずつ勉強中2014/07/21