内容説明
「多くの将兵が体当り特攻して命を投げ出せば…天皇陛下は必ず、戦争を止めろ、と仰せられるであろう」爆弾を抱いて敵艦に体当りする「必死」の戦法の誕生秘話をはじめ、その壮絶な戦いの全経過を明かす。
目次
序章 太平洋戦争と特攻(体当たり戦法としての特攻;開戦後、差が開き過ぎた日米航空戦力 ほか)
第1章 特攻の始まり―フィリピン特攻 「占領地フィリピン」を防衛せよ(大西滝治郎と神風特別攻撃隊の誕生;そのとき、どんな戦況だったのか ほか)
第2章 特攻がつづく―アメリカ軍の沖縄上陸を阻止せよ(日本航空隊はフィリピンから撤退、銃後では特攻戦士の養成へ;震洋特攻隊員田英夫氏の場合 ほか)
第3章 特攻は終わらず―沖縄特攻 沖縄のアメリカ艦船を撃破せよ(海軍の菊水作戦と陸軍の航空総攻撃;三〇〇機が出撃した四月六日の大特攻 ほか)
第4章 さまざまなる特攻―特攻兵器・回天・震洋・特潜・マルレ(「回天」の誕生;人間魚雷・回天の特攻 ほか)
著者等紹介
森山康平[モリヤマコウヘイ]
1942年、中国・奉天(現瀋陽)生まれ。週刊誌・月刊誌の記者を経て、太平洋戦争研究会、編集プロダクション文殊社所属
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