出版社内容情報
100年ほど前に一世を風靡した「大正ロマン」。古き良き文化や風俗、レトロでノスタルジックな魅力あふれる世界をご紹介!
内容説明
竹久夢二・抒情画・アンティーク着物・女学生・流行歌・浅草オペラ・キネマ・百貨店・カフェ・銀座…大正時代を彩る和洋折衷の文化を再発見!!
目次
第1章 抒情画―乙女の憧れ(憧れの抒情画家;座談・少女の好く絵 ほか)
第2章 おしゃれ―和から洋へ(レトロビューティー―和服の装い;ニュースタイル―洋服へのきざし ほか)
第3章 女性―「新しい女」の時代(『青踏』の発刊と、「新しい女」登場;元祖キャリアウーマン―職業婦人 ほか)
第4章 芸能―大衆娯楽エトセトラ(流行歌を口ずさんで;少女スター誕生―宝塚少女歌劇団 ほか)
第5章 文化生活―ハイカラが好き!暮らしと街(ハイカラおやつ;新文化発信地 ほか)
著者等紹介
石川桂子[イシカワケイコ]
1967年、東京生まれ。竹久夢二美術館学芸員。國學院大學文学部史学科卒業。1991年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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oldman獺祭魚翁
37
図版が多く大正時代という短い時代の文化を眺める参考書的な一冊。カラー図版も多く眺めるには楽しい本です。ちょっと長めの感想はこちらです。⇒https://www.honzuki.jp/book/304639/review/271784/2022/01/28
花林糖
17
<抒情画>抒情画家、少女・婦人雑誌、小説、葉書など<おしゃれ>和装の装い、洋装、美と化粧品、髪型、流行色など<女性>職業婦人、女学生、モダン・ガール、恋愛と結婚など能<芸能>流行歌、宝塚少女歌劇団、浅草オペラ、キネマの愉しみ、音楽など<文化生活>ハイカラおやつ、百貨店、大正ロマンスポット、文化住宅、商品広告など 大正11年に発売されたカルピスの包装紙が青地に白水玉で可愛い。化粧品の瓶やパッケージもレトロで御洒落。この時代の和装がとても好みです。(2009年12月に発行された同タイトルの新装版)2022/05/13
組織液
11
「大正ロマンとは、大正時代、大衆のための芸術や流行風俗において生じた、個性と自由を尊重した風潮。さらに和洋折衷と新旧の融合が現れていることを特徴とする。」なるほど… 最近人気な一方、知っている様で知らない「大正ロマン」が簡単に把握できます。殆どが女性について焦点が向けられているので、大正女性の文化史と言った側面が強いですね。当時の新聞や雑誌に載せられた結婚希望者のプロフィールは特に興味深かったです。条件にある「血統正品」などの文言は時代を感じるものの、身長や学歴などを挙げてるのは現在と同じですねw2022/02/21
元気伊勢子
7
大正時代に生きたいとは思わない。私は、研究者ではないからこんなことを言うのはおかしいことを承知で言うと明治、大正、昭和、平成、令和と近現代だけでこんなに違うんだなとこの手の本を読むたび、実感させられる。2022/05/15
めまい
4
好きなものがいっぱいで至福。「大正ロマン」という言葉がいつから流布し始めたかの考察などもあり勉強になった。2022/11/04
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