出版社内容情報
宇宙旅行、空を飛ぶ高速車、超高層ビル群。雑誌に描かれた未来予想図を中心に、昭和の少年少女たちが胸躍らせた世界を再現!新装版。
内容説明
誰もが自由に行ける宇宙。空を飛ぶ乗り物や、流線型の高速車が走り、超高層ビルが立ち並ぶ未来都市。宇宙からの侵略者や怪獣と科学兵器を駆使して戦うスーパーヒーロー。あの頃夢中になった空想科学の世界満載!!
目次
第1章 少年たちは未来を夢見る(未来人の生活;未来都市;未来のカー・ライフ ほか)
第2章 雑誌を彩った挿絵画家(小松崎茂;中島章作;伊藤展安 ほか)
第3章 SFブーム到来!!(SFブーム!!次回が待ち遠しい絵物語の世界;少年たちを熱狂させたSFマンガ;宇宙グッズが大人気 ほか)
著者等紹介
堀江あき子[ホリエアキコ]
1965年生まれ。弥生美術館学芸員。跡見学園女子大学文学部美学美術史学科卒業。1991年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なる
15
21世紀がまだ遙か未来のことと考えられていた昭和30-40年頃の少年雑誌には、未来の予想図のような絵が多く描かれていたという。現実世界で人工衛星が打ち上げられれば、雑誌には「月にも畑が作られてマンモス野菜ができる」と描かれ、マイカーブームがあれば雑誌では「空中自動車レース」が描かれる。高層ビルが増えてくると、雑誌には「でっかいゆめの海底ランド」が描かれる。宇宙の秘境魔境を探検し、宇宙大妖怪に襲われ、コンピュータが反乱し、超化学兵器が生まれ、ついでに地球が滅亡する。なんて素敵な想像力。飽きずに読み込めそう。2024/06/04
きゅー
9
昭和20~40年代の雑誌の表紙・口絵・挿絵に描かれた未来予想図を中心に、冒険科学絵物語、SFマンガ、少年少女SF全集、宇宙・SFブームから生まれたプラモデルなどの玩具・文具等を集めた一冊。高度経済成長期に合致し、未来は大きく変わるだろうと思われた時代だ。リニアモーターカーの研究開始が1962年とのことで、いくつかの未来予想図の中にも描かれている。ここに描かれている50年後の未来予想図は科学的に予想されるものではない。それはその時点で夢見られた(夢見ることのできる)未来。その時代にはまだ未来があったといえる2020/10/20
わんにゃん
1
プラモってほんとかっこいいよね…2021/10/20