らんぷの本
女流作家のモダン東京―花子と白蓮が歩いた街

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784309750149
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0395

出版社内容情報

花子や白蓮の歩いた東京は? 女学校、カフェ、百貨店。ゆかりの女流作家たちと大正~昭和初めのロマンあふれる東京を歩いてみよう!

【著者紹介】
1957年、京都生まれ。東京大学文学部美術史学専修過程修了。元産経新聞記者。著書に『日本の美術絵はがき』、共著に『東京今昔歩く地図帖』『東京今昔旅の案内帖』など多数。

内容説明

鹿鳴館、華族女学校、東洋英和女学校。そして麻布、銀座、大森。カフェ、百貨店、地下鉄、モダンガール、職業婦人…村岡花子や柳原白蓮が歩いた東京は?ゆかりの女流作家たちとともに、明治、大正から昭和初期のロマンあふれるモダンな東京を見にいこう!

目次

第1章 明治の女性と子供たち(女流作家ゆかりの地;花子ゆかりの地;白蓮ゆかりの地)
第2章 大正の東京、ロマンの都(花子・白蓮ゆかりの地;白蓮ゆかりの地;花子ゆかりの地)
第3章 昭和の復興、モガと風俗(花子ゆかりの地;白蓮ゆかりの地;女流作家ゆかりの地)

著者等紹介

生田誠[イクタマコト]
1957年、京都生まれ。絵葉書研究家。東京大学文学部美術史専修課程修了。元産経新聞文化部記者。日本を中心にした絵葉書の収集、研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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榊原 香織

81
白蓮さんもきれいだけど、明治の女奇術師、松旭斎天勝て美人だな。 女の眼で見た明治・大正の東京。古写真が主。 村岡花子と白蓮が友情はぐくんだのは東洋英和女学院。 大正の職業婦人、の、女相撲巡業写真や、開業当時の渋谷駅の写真にギョーテン2021/07/02

ヒロミ

53
おもしろかったです。朝ドラ「花子とアン」にあわせて刊行された本らしいですが、白蓮を始めとする女流作家たちのすさまじい生き様とモダンに開花してゆく東京という都市の対比が興味深かったです。2017/03/29

なる

21
明治・大正・昭和を生きてきた作家の中でも特に女流作家に焦点をあてて取り上げた本。『赤毛のアン』の翻訳などで知られる山岡花子と「大正三美人」の一人で浮き名を流した柳原白蓮の二人を中心に、彼女たちが同窓だった東洋英和女学院の情報なども織り交ぜつつ、当時の東京の町を写真など文献で紹介している。花子と白蓮が年齢は違えど同級生で親密で、一時期は決別したけれど後に仲直りするというエピソードもなんだか嬉しい。東洋英和のある麻布だけでなく大森や目白、それに銀座なんかも採り上げられているので散歩する時の参考にもなる。2024/01/31

わんつーろっく

20
村岡花子と柳原白蓮が生きた明治から昭和のモダン東京が、当時の写真や花子のエッセイから蘇る。他にも与謝野晶子や片山廣子、長谷川時雨、樋口一葉、岡本かの子、林芙美子など、ゆかりの地の変貌には驚くことだろう。当時の憧れの職業やファッション、風俗なども見ていて楽しい。厳めしい男性の肖像画が全くない、女性から見た東京の本。朝ドラ「花子とアン」をもう一度見たくなる。2024/02/13

tama

7
図書館本 以前借りた大正昭和初期の絵ハガキや年賀状を集めた本が余計なこと書かず淡々とハガキを見せるだけで、ハガキ自体にいい絵が多くてよかったので三匹目を狙ったら大外れだった。流行りに乗っけてちょちょっと手軽にという企画を誰が出したか知らないが写真がとりあえず並んでるだけ。文章もこれと言った内容でもなし。残念っ。一つ収穫と言えば、名前不詳の女性の写真(恐らくはブロマイド)が妙に現代顔の美人だったこと。2015/10/21

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