ものがたりうむ河出物語館<br> ドラゴンといっしょ

ものがたりうむ河出物語館
ドラゴンといっしょ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 111p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309731223
  • NDC分類 K913
  • Cコード C0393

内容説明

かあさんが死んで半年。オヤジとボクと弟の3人暮らしに異変がおきた!弟はドラゴンを飼っている…らしい。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

85
母を亡くした兄弟と弟にだけ見えるドラゴン。「ボク」の心情にわが長男が重なって、胸が痛くなった。母目線で読んでしまうので、父親だけでなく亡くなった母親のあり方も腹立たしい。このシリーズはどうも表紙と内容がちぐはぐでいけない。愉快な話かと油断させておいて、かなり重苦しい話だった。私にはドラゴンが執着心の魔物に思える。2017/07/06

信兵衛

18
良いなぁと思うのは、これまで弟を無視してきた(それなりの理由があるのですが)主人公が、きちんとトキオと向かい合おうとするところ。 そこから始まる兄と弟の物語には、とても心が温まります。2022/05/07

だいきち

1
母親が死んじゃって半年後。一年生の弟が妄想でドラゴンを飼ってしまう。初めは冷たかった兄(主人公)も付き合ってあげる。最後に主人公と父親の前に実態を表したドラゴン。母親だったのかな。弟の心の闇だったのかな。遠くに去って行って、そのあと、弟は大丈夫になるのだろうか。2016/11/02

BlueBerry

1
もう一捻りくらいあったらかなりよくなると思ったけれどお子様向けだからこんなものなのかな。短いから贅沢は言えないか。2013/03/10

KUAD

1
よかった。予想外に。ラストのオチで電車内だというのに、少し落涙してしまった。徐々に明らかにされる主人公の寂しさと、弟トキオの寂しさ、素直さ。これでお父さんまでしっかり描けたら大人向け家族癒し小説になったな。不思議が見える理由と、その存在意義をしっかり書いてあることが揺るぎない作品構造を生んでいる。ラスト1行も泣かせる。2011/08/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/112522
  • ご注意事項

最近チェックした商品