内容説明
1950~60年代の『女学生の友』『ジュニア文芸』コバルト・ブックスなどの表紙・口絵に抒情画を描いて少女たちを熱狂させた、藤田ミラノ。世界が絶賛した作品の数々も掲載。画家の全軌跡をたどる決定版。
目次
1 MIRA FUJITAポスターコレクション
2 学生時代の作品
3 日本の雑誌の仕事
4 日本の単行本の仕事
5 世界を舞台に活躍を始める
6 パリカらの便り
著者等紹介
中村圭子[ナカムラケイコ]
1956年生まれ。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。1984年より現職。現在、弥生美術館学芸員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヒロミ
49
ひんやりとした冷たく美しい抒情を感じる少女を描く挿絵画家・藤田ミラノ。恥ずかしながらこの本を読むまで彼女の絵に触れたことがなかった。なんて綺麗な色彩で綺麗な瞳をした少女たちの絵だろう。ヨーロッパではミラ・フジタとして活躍し、彼の地の人々に「不思議な美しい絵」と言わせしめたという。藤田ミラノ氏はまだご存命で、ヨーロッパと日本を往き来する生活を送られているとのこと。藤田ミラノの絵を見て改めて抒情画とは何かを考えさせられた。2017/03/25
雨巫女。
9
《私-図書館》ピエロの絵が好きです。文庫で、よく見かけた懐かしかった。2022/12/04
あおい
4
図書館本。夢のようなステキ少女の作品は本当に美しい。今ではこんなん風(カラコンやヘアカラー)な人いっぱい居るが、昔は居ないしみんなこんなん顔に憧れてた~昔、少女画というと男性(藤井氏や中原氏とか)だったし、フランスに住んでるし「藤田」というとあの嗣治の親戚かな~と読んだ。違ったが知人ではあり、よくそう聞かれてたそうで~ご本人からもフジタの孫だと言えばいい~なんてお墨付きがあったそうな~Wiki掲載無いミラさんその足跡を私は本書で知るしかないがそれでもまだ一部でしょう。。。最近○オフで見たがが買い損なう~2019/04/06
ybhkr
4
弥生美術館の売店でピエロのえはがきを見て、誰が描いたか調べたら藤田ミラノさんでした。女性だったことも知らなかった。金子國義さんがイタリアで不思議の国のアリスの絵本を出したように、ミラノさんもヨーロッパの中で、その国の言葉でシンデレラを描いていたことにびっくり。絵は知っていても、名前は知らなかった。わたなべまさこさんや高橋まことさんや中原淳一さんのエッセンスがつまった乙女チックだけど物悲しい。また弥生美術館に行ったらポストカード買いたいな。2015/11/17
かず
3
ジャケ買いした一冊。こんなに素敵な絵を描く日本人がいることを知らなかった。女の子のまなざしに引き寄せられる。2011/05/04