内容説明
傑作絵画でよむ旧約聖書。天地創造・人類創造からイスラエル王国滅亡までの壮大な歴史ドラマ。宗教人類学・ジェンダー論など、斬新な視角から聖書を読み解き、ヨーロッパ人の魂の言葉となった旧約物語の謎に迫る、知的冒険の旅。
目次
第1章 天地創造
第2章 族長物語
第3章 神の約束の地をめざして
第4章 戦う人ヨシュア
第5章 イスラエル建国物語―ダヴィデとソロモン
第6章 王国の崩壊と預言者たちの活躍
第7章 絶望を押し返すもの
著者等紹介
山形孝夫[ヤマガタタカオ]
1932年、仙台に生まれる。東北大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。同大学院博士課程修了。専攻、宗教人類学。現在、宮城学院女子大学名誉教授
山形美加[ヤマガタミカ]
女子美術大学絵画科(版画)卒業。多摩美術大学大学院美術研究科(版画)修了。東北大学大学院文学研究科(美学・西洋美術史)在学中
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感想・レビュー
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fumikaze
11
写真が美しい。文章も分かりやすく、ずっと手元に置きたい1冊。以前著者の講座に通っていたときを思いだし懐かしくなった2019/08/30
こぽぞう☆
8
こうやって通して読むと「出エジプト記」以前のユダヤの歴史ってどこまで信じられるのかな?どこまでが「神話」なのかな?オールカラーじゃないのが残念。2020/07/05
A Y
6
物語としての聖書に興味があったが聖書は分厚くて読めない。この本は要約している上に世界中の絵画を載せていて絵本感覚で読み易い。一石二鳥本。最初の方は天地創造など想像の世界だが最後の方はカナンの地を巡る争いなど実際の出来事が絡む。預言者の存在が大きい。旧約はユダヤ教の聖書でもあり、新約(キリスト教)への過程でもある。興味深い。レンブラントの絵が多かった。★★★★★2017/10/30
讃壽鐵朗
4
旧約聖書を完読してから読んで、さらに理解できた2015/12/15
たつや
2
初めて見る絵も多く、見やすい。自分はモーセ迄はギリギリ物語が繋がりましたが、それ以降が抜けてるので、勉強のつもりで読みました。2021/12/23