感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
11
水上勉の書いたもので、絵はイギリス人のデビッド・マッキーという異色な作品です。軍馬として徴用された、馬のマサテルの生涯が淡々と語られています。 幸いにも戦地まで行くことはなかったけれど、馬も大変だったのだと思いました。 水上勉独特の語りを、マッキーが日本人であるかのように視覚化しています。2016/07/21
みよちゃん
4
水上さんの本、ほとんど読んでないけれど、読友さんのレビューで、読んでみたくなりました。絵も文の雰囲気をよく捉えていて、戦争の中で、馬もその中で、理不尽な思いをしているだろうと、感じさせる本でした。愛馬との別れの本、馬との友情の本、「タチ」「ある子馬裁判の記」「戦火の馬」などが思い出されました。 2016/07/24
くるた
2
水上勉とデービッド・マッキーという組み合わせに惹かれて読みました。これは実話なのかな?戦争に翻弄された馬と兵隊の物語。馬も人も苦労のし通しで、戦争がどんなに不幸をもたらすかが描かれています。しかし中心にあるテーマは、生き物と共存しあうこと、自分を大切に思ってくれる存在がいるということ、こういうことの大切さだと思います。悲しい話なのに温かさが残りました。18〜19分。読み聞かせに使いたいけど長いよなぁ…。2016/09/14
きゅー
0
戦争ものだけど、重くなくて良かった。戦争の悲惨さというより、戦争に巻き込まれつつ人と動物とが絆を結んでいくというところに重きが置かれていて、心に沁みる。2013/01/17
-
- 電子書籍
- 白石まゆみ グラから見るか?エモから見…
-
- 和書
- 海の祭礼