内容説明
大山・升田時代から中原・米長時代へ。名人位に命を賭けた勝負師たちの青春譜。
目次
新手の条件
原田泰夫の気骨
将棋界の新しい太陽
敵の得意戦法で勝つ
昭和四十七年六月八日午後八時四十五分
十四年ぶりのA級順位戦
江戸っ子振飛車党、無念の降級
角頭歩突き、A級順位戦に登場
情熱の男・関根、升田のワザに屈する
ゼニになる将棋〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てらさか
1
まだ対局中にしゃべっていた時代の観戦記は読んでいて面白い。2019/04/17
根室
0
中原名人誕生の瞬間 米長の角頭歩2012/04/18
根室
0
大山や升田の時代から、中原の時代への移り変わり。加藤先生や有吉先生がまだ30代の頃の順位戦と考えると、なんだか途方もなく昔のことのように思う。升田九段はwikiにあるようなタイトル戦の数字だと、順位戦以外はパッとしないふうにみえるのだけど、この観戦記を読むと対局中の振る舞いや深い読みで九段の凄みが感じられる。まわりと冗談を言い合いながらタバコを吸い、そしてふと盤に目を落とせば相手を斬る勢いで読みふける。かっこいい昭和の将棋指し2012/04/15