内容説明
言葉の技を駆使した詩集「狐の手袋」と生前最後に発表された黙示録的な詩集「1999」、そして独特の東京を巡る散文群と晩年の鎌倉での穏やかな日々に書き残された未刊行エッセイの数々。地霊を引きずり出す詩人の鮮やかな手際。
目次
詩(狐の手袋;1999)
散文(ぼくのピクニック;絵本太平楽―ぼくの交響楽より;ぼくの草競馬―ぼくの草競馬より;ぼくの中の都市―ぼくの中の都市より;ぼくの銭湯論―ぼくの憂き世風呂より;ジャスト・イエスタディー―ジャスト・イエスタディーより;本のない図書館―未刊行エッセイ;鎌倉の日々―未刊行エッセイ;心に浮ぶままに―未刊行エッセイ)