内容説明
九〇年代初頭刊行の透徹した名詩集四冊。そしてクリスティ、ダールを追ってミステリーの懐へ、また半七に同行して震災前の江戸・東京へ。歩き続ける詩人の眼を通して鮮やかに甦る、失われた風景と記憶。
目次
詩(新世界より;ぼくの航海日誌;ハミングバード;灰色のノート)
散文(ミステリーの楽しみ―書斎の死体より;わが幻花行―青いライオンと金色のウイスキーより;動詞12カ月―ぼくの交響楽より;ぼくの十二カ月―書斎の死体より ほか)
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