内容説明
なんてモダンな萩原ワールド。ミニ情報、写真、イラストマップ、関係人物図絵etc。
目次
1 萩原朔太郎小伝
2 詩人の体臭
3 歌のわかれ=詩の生成
4 疾患・エロス・国家
5 田舎のモダニスト
6 悲壮なる父
作品(歌から詩へ―揺籃の時代;『月に吠える』の時代;モダンと土着―『青猫』と《青猫以後》;漂泊者の魂―《郷土望景詩》と『氷島』)
萩原朔太郎年譜
ブック・ガイド
ハギワラアニマル・ガーデン
朔太郎の足跡を訪ねて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冬見
11
1991年発行。朔太郎に関する作家論、作品論をまとめた一冊。おおよそ70年代後半あたりに書かれた評論が多い。古いが、年譜、ブックガイドがとても親切。これによって作品の見方が180度変わるみたいなものはないし、全部が全部腑に落ちるというわけではなかったけれど、そういう解釈・研究もあるのかーとおもしろかった。2021/02/16
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
1
金井田英津子さんの版画本で読んだ猫町は好き。でも他は苦手。詩は苦手だけど文豪達との交流が広そうなので読んでみた。落第したおした挙句、勝手にいじけて苦悩ぶり、部屋は汚く毎日酔いつぶれて…ほんと地元有力医者のあかんたれボンボンだなあと思った。でも不思議ととても皆から好かれている。娘が書く彼に関する本「父・萩原朔太郎 萩原葉子著」を読もうと思った。2019/05/19