目次
1 三島由紀夫小伝(問いつづける声)
2 戦火と初恋(「花ざかりの森」をめぐって;徴兵の赤紙;三島由紀夫の初恋と「失恋」)
3 仮面と素顔(『仮面の告白』のころ;肉体の背信―三島由紀夫私記;若き日の三島と歌舞伎;苛烈なるソドムの仮面)
4 虚無の美学(RHETORICA;三島由紀夫のスキャンダリズム;「薔薇刑」撮影ノート;三島さんの思い出)
5 昭和を写す(国際性と回復;三島由紀夫へのさようなら―三回忌に想う;二つの戦後―三島由紀夫と高橋和巳)
6 エロスと大義(ポスターのこと;三島・船乗りのフリーク;「剣道5段」三島由紀夫;劣闕者の戦略)
7 豊饒のかなた(最後の電話―衝撃の日;文体と肉体;三島由紀夫氏を悼む)