感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
9
川村二郎「『死者の書』を、ともかく作品として正面から評価しようとしたもっとも尖鋭なこころみは、江藤淳氏の「小説の文体」である。そこで江藤氏は、小説における狭義の文体と広義の文体との照応関係を説きながら、『死者の書』に論及し、ここには狭義の文体が…欠けている、「『死者の書』の文体は、醒めたものの文体ではなく、夢遊病者の文体、あるいは憑依された呪術者の行動であって、それはいかに動的であろうと、主体的な行動ではないのである。この結果、この作品にはどこかしら病的な、不健全なものがただよっている」と断定している」2018/01/23
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