出版社内容情報
理不尽や不正が蔓延するこの時代において、私たちに必要な「真の怒り」=「公憤」とは何なのか? 世界を変えるための思考と実践。
内容説明
「私が本書で考えたいのは、今の世の中に起こる理不尽なことにどう対処するかである」老・病・死はもちろん、天災や人災、無策な政治、さらには会社の上司や恋人、家族に至るまで、私たちの周囲は、人生の行く手を遮る出来事や人で溢れている。そのような困難に直面したとき、私たちはただ、絶望するしかないのだろうか?理不尽や不正が蔓延するこの時代において、私たちに必要なのは「真の怒り」=「公憤」である。無意味に空気を読み「怒り」を抑え、一方で「私憤」に溢れた世界への警鐘!アドラー心理学の第一人者が「怒り」を通じて読者と考える、世界を変えるための思考と実践。
目次
第1章 理不尽な現実に抗せよ(起こることは理不尽なことばかり;身近な人や自分の死は受け入れられない ほか)
第2章 空気はない(なぜ手を拱いているのか;「空気を読む」とはどういうことか? ほか)
第3章 圧力に屈するな(「道徳」という名の威圧;「親だから臓器提供は当然」という圧力 ほか)
第4章 怒りを忘れるな(怒りを抑えるのではなく;元の問題を絶たなければ同じことの繰り返し ほか)
第5章 対話が世界を変える(対話とは何か;言葉の使い方がおかしい現代 ほか)
著者等紹介
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門の哲学と並行して、アドラー心理学を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ehirano1
oooともろー
ちゃちゃ
MK
サダ