出版社内容情報
生物を外界と隔てる最大のインターフェイス・皮膚はいかにして我々を進化させたのか?日本の皮膚研究第一人者がスリリングに紐解く!
内容説明
生物を外界と隔てる最大のインターフェイス“皮膚”は、いかにして脳を進化させたのか?皮膚の能力は生命進化の過程で脳が生まれる前から存在し、「0番目の脳」とも呼ばれる。人類の祖先が二足歩行を始めた頃、その全身は体毛で覆われ、脳の容積はチンパンジーと同程度だった。人類が独自の歩みを始めたのは120万年前。体毛を無くし、皮膚感覚を覚醒させたときだ。日本の皮膚研究の第一人者が生命誕生から歴史をたどり、ホモ・サピエンス最大の神秘「意識」誕生の謎に迫る。
目次
第1章 出現―生命を創る皮膚
第2章 奇策―解放された皮膚
第3章 蘇生―自律する皮膚
第4章 攻防―病原体と皮膚
第5章 暴走―錯乱する皮膚
第6章 覇者なのか?―皮膚というシステムを見つめ直す
著者等紹介
傳田光洋[デンダミツヒロ]
1960年神戸市生まれ。京都大学工学研究科分子工学専攻、京都大学工学博士。カリフォルニア大学サンフランシスコ校皮膚科学教室研究員、資生堂研究員、科学技術振興機構CREST研究者、広島大学客員教授を経て、明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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