出版社内容情報
浮世絵図版満載!江戸時代に通暁する著者が、豊富な文献資料と貴重な春画を駆使して、東海道、五十三宿の「性」を浮かび上がらせる。
内容説明
泰平の世となった江戸時代、治安が向上し旅は大きな娯楽となった―街道などの宿場の旅籠屋では、飯盛女と呼ばれる遊女を置き、武士も、商人や農民も、飯盛女を目当てに旅籠屋にやってくる。花開く宿場宿場の「性」文化。その興味深い光景は、江戸参府中の医師・シーボルトも思わず書き留めるほど。江戸時代に通暁する著者が、豊富な文献資料と貴重な春画を駆使して、東海道、五十三宿の「性」模様を浮かび上がらせる。
目次
第1部 宿場の性風俗(遊女と飯盛女;宿場は遊里;旅の楽しみは女郎買い;当時の女郎買いの特徴;江戸の通貨制度)
第2部 東海道の宿場と「性」(日本橋(東京都中央区)
品川(東京都品川区)
川崎(神奈川県川崎市川崎区)
神奈川(神奈川県横浜市神奈川区)
保土ヶ谷(横浜市保土ヶ谷区) ほか)
著者等紹介
永井義男[ナガイヨシオ]
1949年生まれ。福岡県出身。作家、江戸風俗研究家。東京外国語大学卒。出版社、国際協力機関勤務などを経て、97年、『算学奇人伝』(祥伝社文庫)で第6回開高健賞を受賞し、本格的な執筆活動にはいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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