出版社内容情報
聖徳太子から空海、親鸞、道元、そして良寛まで、12人と思想から平易な言葉で解き明かす、「民衆化」としての日本仏教史。ひろ さちや[ヒロ サチヤ]
1936年、大阪生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒。同大学院印度哲学専攻博士課程中退。今では仏教、インド思想の研究、執筆で活動。主著に『仏教の歴史』『親鸞』『「狂い」のすすめ』『「善人」のやめ方』など。
内容説明
偉大な仏教者たちによる、人々を救うための思想―それは国家のものである宗教を、民衆へと奪還するべく鍛え上げられた、強靱な「生きることの肯定」の思想である。日本への仏教伝来から江戸時代まで、歴史に名を残した12人の仏教者たちは「現実の人生」をどう生き、そしてなにを考えたのか。その思索のドラマを描き、難解な思想を平易な言葉で解き明かした、日本仏教史の決定版。
目次
国家仏教
聖徳太子
取捨選択
最澄
プロとアマ
空海
法然
彼岸と此岸
親鸞
一遍
「信」と「行」
道元
王法と仏法
栄西
日蓮
一休
蓮如
良寛
檀家制度
「無宗教」という宗教
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院博士課程中退。膨大で難解な仏教思想を、逆説やユーモアを交えてやさしく解く語り口でひろく好評を博す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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