内容説明
明日からできる特許出願。企業研究所出身の大学教授と弁理士がわかりやすく解説。
目次
第1部 アイデアのまとめ方から特許明細書の創り方まで(特許出願に必要な考え方と記載事項;アイデア創出の方程式;「ひらめき」から具体的発明まで;具体的な請求項の記載)
第2部 特許法の基礎(特許制度の概要と発明にかかわる権利;特許要件;特殊な特許出願;出願審査請求)
第3部 拒絶理由とその対応(拒絶理由とその対応策;補正の制限)
第4部 特許情報の活用(公開情報の読み方;公報から読み取れる他社の研究動向)
第5部 特許戦略(特許権者の特許戦略;外国特許の取得)
著者等紹介
宮保憲治[ミヤホノリハル]
1974年電気通信大学電気通信学部応用電子工学科卒、同年日本電信電話公社(現NTT)入社、電気通信研究所配属。1997年工学博士。2003年東京電機大学情報環境学部教授、技術士(情報工学部門)。2010年東京電機大学大学院情報環境学専攻主任、総合研究所情報研究部門長
岡田賢治[オカダケンジ]
1974年大阪大学基礎工学部卒、同年日本電信電話公社(現NTT)入社、電気通信研究所配属。1986年工学博士。2000年弁理士試験合格。2001年特許事務所参画。2003年アイル知財事務所設立、代表就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
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第7章 特殊な特許出願が勉強になった。優先権主張出願、分割出願。 コラムが参考になるが、コラム一覧がない p76実施形態の記載 p90利用発明の重要性 p124拒絶理由への対抗 Coffee breakなどの蘭を作って、特許のノルマの話題があるといいかも。2013/03/12
pnictide
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前半は特許書類の書き方や出願までのプロセスを複数の通信関連の特許事例を挙げながら説明があるが、具体度・専門性が高く専門用語が並ぶため、通信業界以外の読者はまず理解できないと思われる。ポイントもちょっと分かりづらいが、弁理士事務所を介さず自力で特許資料を作成する場合、この辺の理解が重要と思った。後半の特許情報の活用や特許戦略の内容は特許検索サイトから各社の研究動向把握ができるなど面白かった。プロダクトサービスの展開時はこの辺の特許戦略も先を見据えて検討しないと後々裁判沙汰になったりの怖い話も書いてあった。2021/12/24