河出ブックス<br> 1980年代

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河出ブックス
1980年代

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  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624891
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0336

出版社内容情報

戦後の転換点にして〈いま〉の源流でもある80年代。それはどんな時代だったか。鼎談・論考・コラムを組み合わせ多角的に問い直す。

【著者紹介】
1956年、新潟市生まれ。文芸評論家。『妊娠小説』『文章読本さん江』『紅一点論』『モダンガール論』『戦下のレシピ』『冠婚葬祭のひみつ』『名作うしろ読み』『ニッポン沈没』など多数。

内容説明

なにかと話題にのぼる1980年代。バブル経済、広告とコピー、マニュアル文化、サブカルチャー、ニューアカと現代思想、新自由主義のはじまり…さまざまに性格づけされうるが、いったいどんな時代だったのか―政治学者、社会学者から、作家、文芸評論家、フリーライターまで、分野の異なる書き手たちが、「戦後」の転換点であり、「いま」の源流でもあるあの時代を、鼎談・論考・コラムを組み合わせながら、多角的に問い直す。

目次

1(鼎談 カタログ・サヨク・見栄講座;国際情勢 アジアの中の八〇年代、世界の中の八〇年代;政治 対米従属第二世代としての中曽根政権;社会意識 あやふやな「総中流」とゆるぎない近代のベクトル;社会運動 反・核兵器から反・原発へ―「私たち」による「かっこいい」運動)
2(鼎談 ニューアカ・オタク・ヤンキー;思想・批評 八〇年代日本の思想地図―外部と党派性、あるいは最後の教養主義;教育と学校 個性化教育のアイロニー―八〇年代教育改革の意図せざる結果)
3(鼎談 地方・フェイク・へるめす;日本脱出1 「女の時代」とOL留学;日本脱出2 生きられない飛行機―私はなぜ韓国に行ったか;都市と景観 なめらかで均質な空間が顕在化し始めた時代;広告と消費 誰もが広告を語る社会―天野祐吉と初期『広告批評』の居場所)
4(鼎談 文学・カタカナ・資本主義)

著者等紹介

斎藤美奈子[サイトウミナコ]
1956年、新潟県生まれ。文芸評論家

成田龍一[ナリタリュウイチ]
1951年、大阪市生まれ。日本女子大学人間社会学部教授(近現代日本史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

254
自分が社会人1年生だった、バブルやサブカル…刺激的で華やかりし時代。コラムや対談・鼎談などで多角的に、あのときの空気を分析している。中でも、平野啓一郎の「昭和プロレスの”リアリティー”」が面白かった。なぜあの時代とプロレスが蜜月、だったのかが解き明かされる。悪く言えばごった煮、よく言えば多彩な1冊。興味ある所だけの、つまみ食いして楽しめる。2023/02/04

harass

81
当時の様々なテーマやジャンルの体験や総括をまとめたもの。先に90年代のを読んでしまったが、こちらが明らかに面白い。なかなか興味深い部分が多かった。80年代は明らかに何かが変わった時代であり、各分野からの視点がどれも説得力がある。引用したいところが多すぎで困る。特に高橋源一郎や斎藤環、平野啓一郎の対談や、椹木 野衣に感心。非常に個人的には、少女漫画のところで、岡田あーみんの『お父さんは心配症』の紹介があり、懐かしさに慄いた。姉が掲載雑誌を買っていてリアルタイムで読んでいたのだ。お勧め。2018/09/29

山田太郎

59
80年代と聞くと反応せずにはいられない40代おっさん向け。ひばりちゃんはよかった。2016/03/24

おさむ

42
私の10代と重なる1980年代。ひたすら明るく、前向きな時代だったなあと改めて実感。好景気ってほんとに良いもんですね(淀川長治風に)ファッション、映画、音楽やマンガ、文学も「メガヒット」が共通記憶としてなり得た時代でもあります。価値観が多様化したいまの10代はどんな共通記憶をもつのだろう?2016/04/22

かんがく

17
戦争や左翼が古臭くなって広告や消費が全面に出てきた時代、文学や思想界でも軽さが意識された時代、女性が本格的に活躍を始めた時代、オタクとヤンキーが登場した時代。様々なジャンルの専門家たちの鼎談や論考から、昭和の終わりの10年間の雰囲気が少し掴めた。紹介されていた本を読んで更に理解を深めたい。2022/11/13

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