河出ブックス
ドゥルーズ―群れと結晶

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309624402
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0310

内容説明

日本のドゥルーズ導入と研究の第一人者が反復、リゾーム、身体、記号などの主要概念に繊細に迫りながら、国家と資本を超える戦争機械を問い、それらの根底にある群れ=身体と結晶=時間の哲学者としてのドゥルーズの新たな姿を詩的文体とともにうかびあがらせる。かつてない生の倫理を呼び寄せるドゥルーズ入門書の決定版にして世界で最も美しいドゥルーズ的思考の実践。

目次

序 世界史とリゾーム
1 記号の宇宙
2 反復
3 身体
4 顔
5 リトルネロ・アイオーン・結晶
6 国家と資本のあいだ
7 終章―戦争機械について

著者等紹介

宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年生まれ。ドゥルーズのもとで学ぶ。立教大学心理学部映像身体学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

11
自らの思想をあまり語らなかったドゥルーズの、キー概念同士を繋げ平易にその姿を再構成した、さすがのこなれた入門書。記号、反復、身体と議論を辿りながら、時間イメージと、それがいかに身体に流入し展開するか、ということだろう。微細な時間の粒子の中で多様な身体に倫理を触発させるということ、それへの接続、再創造への賭け。序章は東洋、日本からのナルシシズム的なドゥルーズ解釈(例えばリゾームとは天皇制であるみたいな)を戒め、日本のものとはことなる古代ギリシャ、西洋のリゾーム性を語っていて必読2013/11/05

amanon

3
平易な文体ゆえにさくさく読み進めたものの、理解の程はかなりあやふや。ただ、代表作とも言える『千の〜』と『アンチ〜』の漠然としたイメージは何となし掴めたような気がする。また、かつてリゾーム、あるいはリゾーム的な物がイメージ先行で持て囃されたような感があったが、そうした風潮に対して著者がはっきりと警鐘を鳴らしているのが興味深かった。また、グローバリズムが席巻し、格差社会が広がりつつある昨今において、資本主義の行き着く果てを見ようという思想の意義を問いただしたくなった。後、柄谷の思想との関係も一考の価値あり。2015/08/14

ともすけ

3
宇野邦一さんの本は基本読みやすいのですがこの本はポイントを絞りすぎた感がありますね。該当箇所を読み直してから再読します。あとは新しいドゥルーズ研究者が明解な解説本を出しているので直弟子の宇野さんもうかうかしてられないかもと思いました。2013/10/12

Taxxaka_1964

2
よくわからないドゥルーズ哲学の広大な砂漠の羅針盤のつもりで本書を手にしたが、ここにあったのはドゥルーズに寄り添い、彷徨しながら自らにその哲学の関係を問いかける一人の哲学者の自問自答であった。 思いがけない本であったが、恐らくこれからドゥルーズの本を読むとき、ここに書かれた断章といくつかの個有名がリゾームのように点在しては引かれあい、いくつかの結晶を結ぶのかもしれない。非常に情熱的で示唆に満ちた迷うための地図でした。2016/06/07

センケイ (線形)

0
面白くて一気に読んでしまった。驚くほどの分かりやすさ。1つの中心に集約しない思考のありかたが、どのようにしてあり得るだろうか。言語や顔、資本主義などの日常的なテーマを例にとり、その構築方法を次々と挙げていくさまは、常に刺激に満ちていた。とはいえさすがのドゥルーズ、解釈に悩むような箇所も多少ある。そこでは、肩の力を抜き、解釈のしかたをゆるめて、論理よりも直観で要素同士を結び付けていけば、なんとか自分のものにできる印象だった。適度にたまに難関があり、楽しみながら慣れられるチュートリアルのようでもあった。2016/09/30

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